エヴォラ宮殿を完成させたポルトガル国王マヌエルⅠ世が、今度はシントラの王宮の窓をステンドグラスで装飾しようとしている。世界中のステンドグラス職人たちが己の技術を国王に認めてもらう千載一遇の好機をものにすべく、シントラに集まってくるのであった。





ゲーム詳細
商品名 | AZUL アズール シントラのステンドグラス |
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作者 | Michael Kiesling |
発売年(原版/日本) | 2018年/2019年 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分~45分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
メーカー | Next Move Games/ホビージャパン |
発祥国 | ドイツ |
箱サイズ | 26cmx26cmx7cm |
定価 | ¥5,600(税抜) |
あけてみよう!
セット内容
ルール説明
概要
- プレイヤーは交互にガラス片を獲得するかコマを動かし、自分の図案票を埋めていく。
- 宮殿ボードが一枚(縦一列)に埋まった時点で得点を得る。
- 6ラウンド終了時、最終得点計算を行い最も得点の高いプレイヤーの勝利!
ゲームの準備
- 各プレイヤーは自分の色を決め、その色の宮殿ボード・ガラス職人コマ・図案票8枚ずつを受け取る。
- 図案票をシャッフルし、宮殿ボードの尖がっている部分に合うようランダムに配置する。
- ガラス職人コマを一番左の図案票の上に配置する。
- 工房展示ボードを人数に応じた枚数を円になるよう並べる。残りは箱にしまう。
- グラスタワーを工場展示ボードの横の全員が手の届く場所へ配置する。
- 布袋にガラス片100枚を全て入れ、ボードの脇に置いておく。
- 各プレイヤーは得点表の「0」と、割れたガラス表の一番上に得点マーカーを1つずつ配置する。
- 最近窓の掃除をしたプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、スタートプレイヤーマーカーを、自分の宮殿ボードの横に置く。
- スタートプレイヤーは布袋から1枚タイルを引き、得点ボード上にあるラウンド表示表の「Ⅰ」に配置する。
- 得点計算を行うスコアラーを決め、そのプレイヤーは得点ボードを自分の宮殿ボードの隣に置く。
- スコアラーは5色のガラス片を1つずつ手のひらで混ぜ、1つずつテーブルに落とす。
- 落ちたガラス片の順にラウンド表示表の「Ⅱ」以降に配置していく。
宮殿ボードは裏表(A面・B面)により最終得点計算時に得られるボーナスが異なるため、どちらを使うかプレイヤー間で相談してから統一して使用する。
灰色のジョーカースペースが2つある図案票1枚は裏返して配置しなければならない。
人数 | 工房展示ボード |
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2人 | 5枚 |
3人 | 7枚 |
4人 | 9枚 |
ラウンドの流れ
- スタートプレイヤーは工房展示ボードの上に布袋からガラス片を4枚ずつ出し、のせる。
- スタートプレイヤーマーカーを円の中央に置く。
- スタートプレイヤーから時計回りの順に手番をおこなう。
- ラウンド表示数の一番上にあるガラス片を取り除く。
布袋のガラス片が空になった場合、グラスタワーにあるガラス片を補充する。
2ラウンド目以降は、自分のプレイヤーボードにスタートプレイヤーマーカーが手元にあるプレイヤーから順に手番を行う。
6ラウンド終了時に最終得点計算時を行い、最も勝利点を稼いだプレイヤーの勝利となる。
手番の流れ
プレイヤーは下記のうちどちらかを必ず実行し、工房展示ボード及び円の中心にガラス片が全て無くなるまで交互に続ける。
- 図案を追加する。
- ガラス職人を一番左の図案票へ戻す。
図案の追加
- 1色ガラス片を獲得する。
- 図案票に配置する。
また、図案票が完成した場合に限り手番を終える前に得点計算を行う。
1色ガラス片を獲得
プレイヤーは手番に下記のうちどちらかの方法でガラス片を獲得する。
- 工房展示ボードの上にある同じ色のガラス片全てを獲得し、残りを円の中心へ置く。
- 円の中心にある同じ色のガラス片全てを獲得する。
円の中心にスタートプレイヤーマーカーがある場合、一緒に獲得して自分の宮殿ボードの横に置く。
このときスコアラーは割れたガラス表にあるそのプレイヤーのマーカーを1スペース移動させる。(最終得点計算時に減点になるが、次のラウンド時のスタートプレイヤーになれる。)
図案票に配置
これからガラス片を配置する図案票の上にガラス職人コマを移動させる。
獲得したガラス片を同じ色かつ開いているスペースへ置く。
- ガラス職人コマの真下かそれよりも右側に配置しなければならない。
- 分けたりせず、同一の図案票に配置しなければならない。
- ガラス片が配置できる限り、必ず配置しなければならない。
- ガラス片が配置できない場合、そのガラスは「割れたガラス片」とみなし、グラスタワーの中へと入れる。「割れたガラス」1つにつき1スペース、割れたガラス片表にある自分のマーカーを下へと移動させる。
灰色のジョーカースペースにはどのガラス片を置いても良い。
得点計算
このアクションは図案票が完成した場合に限り、行う。
- 揃った図案表にあるガラス片にラウンド表示表の一番上にあるガラス片と同じ色がある場合、個数分の得点を得る。
- 全て埋まっている図案票にあるガラス片のうち1つだけを残し、残り全てをグラスタワーへ入れる。
- 残しておいたガラス片を図案票の真下にある宮殿の窓の上に配置する。
- ガラス片を配置した窓の下に記載してある数の得点を得る。
宮殿ボードのA面を使用している場合、どのガラス片を選んでもボーナスに関係ない。
完成させた窓よりも右にある窓の得点も加算する。
ガラス職人を一番左の図案票へ戻す
ガラス片を取る代わりに、ガラス職人コマを一番左の図案票の上に移動させる。(次回以降の手番にガラス片を置くスペースを増やす。)
図案票が取り除かれたスペースの上に移動させることはできない。
既に一番左にコマがある場合、この手番は行えない。
最終得点計算
6ラウンド終了後は最終得点計算を行う。
- 図案票に残っているガラス片3個毎に1点加点する。
- 割れたガラス表に配置してあるマーカーの右の数字ぶん減点する。
- 図案票に残っているガラス片3個毎に1点追加。
ゲーム中に割れたガラス表の最も下(-18点)に達した場合、その点数を維持したまま再度一番上からマーカーを置いていく。
また、使用する宮殿ボードの面ごとに異なるボーナスを得ることができる。
A面使用時のボーナス点
4つの装飾のある窓枠にガラス片が何個置かれているかを数え、該当する勝利点を得る。
ガラス片 | 勝利点 |
---|---|
4つ | 10点 |
3つ | 6点 |
2つ | 3点 |
B面使用時のボーナス点
宮殿ボードの縦に2つ並んでいる窓の数と、宮殿ボードの窓にある任意の1色のガラス片の数をかけ、そのぶんだけ勝利点を得る。
感想まとめ
6つの要素で分析!
遊んでみて
キリンの感想

内容は一部のシステムだけ受け継いで、あとは全く別のゲーム。ただ、めちゃめちゃ面白いのは前作と同じ、いや個人的にはシントラのステンドグラスのほうが好み!
まさかあの『アズール』をアズールで超えてくるなんて、かなり衝撃的だったなぁ。
どっちが好きかは分かれるところだと思うけど、とにかく今作も素晴らしいゲームなのは間違いないよ!
ウシの感想

相手はあの図案票を完成させたいに違いないから、先に取っちゃおう!とか、次はコマを動かすだろうから2回連続して動けるな、とか…。こういった読み合いを楽しみたいなら2人プレイがおすすめ!
かなり期待してたんだけど、それをこえてくる名作で大満足~!難易度は前作よりも少し高めだけど、初めての人でもしっかり楽しめると思う。みんなにも是非両方遊んでほしいなっ。
戦いの記録
実際に遊んでみた様子はこちらの記事を見てね!
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