今回遊ぶゲームは、ドイツの天才ボードゲームデザイナー「ウヴェ・ローゼンベルク」のデビュー作『ボーナンザ』の2人専用版『ボーナンザ デュエル』だ。
理想的な豆畑を作るゲームなんだけど、相手がいらない豆をプレゼントとか言って押し付けてくるんだ。
価値のない豆なんて植えたくないのに、無理やり押し付けられるもんだからなんとかしなくちゃいけない。
自分勝手な豆農家同士の小競り合いが今始まる!




ウヴェ・ローゼンベルクの有名作でいうと「アグリコラ」「カヴェルナ」など、労働者を配置することで利益を得るゲームの種類。



ゲーム詳細
商品名 | ボーナンザ対決 Bohnanza: Das Duell |
---|---|
作者 | Uwe Rosenberg |
発売年 | 2016年 |
プレイ人数 | 2人専用 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
メーカー(/th> | AMIGO/メビウスゲームズ |
発祥国 | ドイツ |
箱サイズ | 12cmx9.5cmx3cm |
カードサイズ | 87mm×56mm |
定価 | ¥1,800(税抜) |
あけてみよう!
セット内容
ルール説明
概要
- プレイヤーは自分の畑に手札および毎手番に公開する3つの豆を植えていく。
- 畑はいつでも収穫でき、より多くの豆を栽培して高得点を狙う。
- 毎手番、相手に豆を渡す「プレゼントフェイズ」にて不要な豆を押し付けることもできる。
ゲームの準備
- ボーナスカードをよく混ぜ、裏面(=豆ターラーの描かれている面)を上にして中央へ置く。
- プレゼントカードは数字が昇順になるよう一列にして、ボーナスカードの隣へ並べる。
- 豆カードをよく混ぜ、裏面のままプレゼントカードの最後尾の右隣に置く。
- 各プレイヤーは豆畑を受け取り、手元に置く。
- 各プレイヤーは豆カードから3枚を裏向きのまま受け取り、豆畑の横に重ねておく(=豆ターラー)。
- 各プレイヤーは豆カード5枚・ボーナスカードを3枚引き、手札にする。
常に引いたカードは手札の奥に入れ、手札の豆カードの順番を変えてはいけない。ボーナスカードは豆カードの奥に任意の順番で持つ。
手番の流れ
各プレイヤーはランダムに決めたスタートプレイヤーから順に、下記アクションを行う。
- 手札から豆を植える
- 豆カードをめくり、豆を与える・受け取る
- めくった・与えられた豆を植える
- 豆カード・ボーナスカードの補充
山札がなくなったら、そのプレイヤー「めくった・与えられた豆を植える」フェイズ終了時にゲームを終了する。
畑に残っている豆とボーナスカードの処理を行ったら得点計算行い、より多くの豆ターラーを獲得したプレイヤーの勝利。
スタートプレイヤーの敗北となる。
手札から豆を植える
- 手札の一番手前にあるカードを1枚自分の畑に植える。
- 次に一番手前にきたカードを任意で植えても良い。
- 豆を植える畑がない場合、まず豆の収穫を行う。
- 畑には直前の豆カードと同じ数字および1段階大きい数字のみを植えることができる。
豆カードをめくり、豆を与える・受け取る
- 山札の豆カードを3枚めくり、自分の前に公開する。
- 公開した3枚および手札のカードのうち1枚を相手にプレゼントとして提示する種類の豆を決める。
- プレゼントする豆の種類を決めたら、その種類のプレゼントカードを相手プレイヤーに押し出す。
- 相手プレイヤーはプレゼントを受け取るか、断るかを決断する。
公開したカードにも手札にもない種類のカードをプレゼントとして提示することで、ブラフをかけることができる。
今度は相手プレイヤーが、手番プレイヤーへプレゼントを提示する。
- どちらかのプレイヤーが相手のプレゼントを受け取るまで続ける。
- 一度いずれかのプレイヤーに押し出されたカードは、そのフェイズ中再びプレゼントとして使用することはできない。
示した種類の豆カード1枚を相手に渡す。
相手プレイヤーはそのカードを受け取り、畑の横に横向きにして置く。
ブラフだった場合、自分の豆ターラーの山札から1枚相手へ渡さなくてはならない。
めくった・与えられた豆を植える
- 公開したカードと、与えられたカードがあれば1枚ずつ畑に植える。
- 豆を植える畑がない場合、まず豆の収穫を行う。
- 公開したカードのうち1枚を捨てても良い。
- 相手プレイヤーもプレゼントされたカードがあれば畑に植える。
豆カード・ボーナスカードの補充
- 山札から豆カードを2枚を1枚ずつ引き、手札の豆カードの最後尾に加える。
- 両プレイヤーは任意で手札から1枚のボーナスカードを捨て、山札から手札のボーナスカードが3枚になるまで補充する。
引いたボーナスカードを直ちに達成しても良いが、その場合新たにボーナスカードを引くことはできない。
ボーナスカードの山札がなくなったら、捨て札をよく混ぜ新たな山札とする。
豆の収穫・ボーナスの達成
豆の収穫及びボーナスカードの達成は、相手の手番中でもいつでも行うことができる。
豆の収穫について
収穫する畑の1番上にあるカードの「豆メーター」に従い、豆ターラーを獲得することができる。
- 相手プレイヤーに収穫する畑と、獲得できる豆ターラーを確認してもらう。
- 確認が済んだら、その畑にある豆カード全てを取り除く。
- 獲得できる豆ターラーの数だけ、収穫した豆カードをひっくり返し、自分の豆ターラー山札に重ねる。残りは捨て札に置く。
収穫時の豆の数 | 獲得できる豆ターラー |
---|---|
1枚〜2枚 | 0豆ターラー |
3枚〜4枚 | 1豆ターラー |
5枚〜6枚 | 2豆ターラー |
7枚 | 3豆ターラー |
8枚 | 5豆ターラー |
1枚しか植えられていない畑は、他に2枚以上ある畑がある限り収穫することができない。
ボーナスカードについて
- 畑に植えられている豆が、ボーナスカードに示されている豆の順番と一致したら相手プレイヤーに見せて確認してもらう。
- 確認が済んだら達成したことになり、そのカードを豆ターラーの山札の上に置く。
- マークは豆カードの種類を示しており、色が一致する必要はない。
- 畑全体がボーナスカードに一致してなくても良い。
- 畑に最後に植えた豆が、ボーナスカードの条件を満たしてなけらばならない。
感想まとめ
6つの要素で分析!
遊んでみて
キリンの感想

「豆関係ないじゃん!」と言いたくなる気持ちはさておき、かなり面白い2人専用ゲームだ!
必ず手札の右端のカードを使わなくちゃいけない、そしてカードの位置の変更は絶対にできないというルールがユニーク。
まるでテトリスのように、次のターンで使わなくちゃいけないカード(テトリスであれば次に落ちてくるブロック)を確認しつつ、いま使うカードをさばいていくのがとても楽しい。
そこに相手からプレゼントされるカードが自分のプランをかき乱し、あらぬ方向にゲームが展開していく可能性を生むから、飽きずに遊べるのも素晴らしい!
好き嫌いは分かれると思うけれど、一度は遊んでほしい作品だ!
ウシの感想

通常のボーナンザは「優しい交渉」がテーマらしいんだけど・・・これは決して優しくはない!笑
プレゼントカードの「プレゼントと見せかけて実は爆弾」のイラスト通り、豆は”あげる”のではなく”押し付け合う”。
かといって押し付けすぎると手札が少なくなって、ブラフせざるを得ない場面も増えてしまうのが悩みどころ…。
ルールだけ読むと複雑に感じてしまうかもしれないけど、やってみると意外とシンプル。
それでもプレゼントの押し付け合いや、ボーナスカードの達成に常に目を光らせていないといけないから、ゲームが終わった後もしっかり「遊んだ~!」っていう気持ちになれる素晴らしいゲームだよ!
戦いの記録
実際に遊んでみた様子はこちらの記事を見てね!
お買い求めはこちら!


あるといいね!

