今回遊ぶのは、壮麗な国立公園に木々を植え、季節の移り変わりを感じながら一面を埋め尽くす紅葉を愉しむというなんともシャレオツなボードゲーム『BOSK』だ。プレイヤーは自分の葉っぱが、いかに公園の広い範囲を埋め尽くせるかを考えながら植樹しなくてはならない。見る者を魅了する美しい公園の裏側では熾烈な領土争いが行われているのだ!

見て!この洒落たパッケージ!木製コマもリスとか落ち葉とかどれもキュートなんだよ!

おぉ〜!本当だ!

遊ぶ前から美しいけど、遊んだ後の盤面なんて、最高にフォトジッ…フォトジェネリッ…フォト映えするみたい!

(フォトジェニックって言いたいのかな。)
ゲーム詳細
商品名 | BOSK |
---|---|
作者 | Daryl Andrews |
発売年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 13歳以上 |
メーカー | Floodgate Games |
発祥国 | イギリス |
箱サイズ | 29.5cmx22.5cmx7cm |
定価 | ¥6,500(税込) |
あけてみよう!
セット内容
パークボード / 風向きボード / 風向きマーカー / スコアボード / 樹木タイル 36枚 / 葉っぱタイル 36枚 / 紅葉トークン 144個 / リストークン 4個 / ルールブック 2冊
ルール説明
概要
- プレイヤーは四季を通し、公園に木を植えたり、落ち葉を散らしていく。
- 最も観光客からの賛美(勝利点)を集められたプレイヤーの勝利!
準備
- プレイ人数に応じた面を表にして、パークボードをテーブルの中央に配置する。
- 各プレイヤーは好きな樹木を選び、その色の葉っぱタイル・紅葉トークン・リストークンを受け取る。
- 風向きボードと風向きトークンはボードの傍に置いておく。
- スコアボードをボードの脇に置き、各プレイヤーの紅葉マーカーを1枚ずつ傍に配置する。
- 最近国立公園を訪れたプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、ハイカー(スタートプレイヤーマーカー)を手元に置く。
手番の流れ
プレイヤーは春夏秋冬、それぞれのフェイズを順に行っていく。
- 春
- 夏(得点計算)
- 秋
- 冬(得点計算)
冬の得点計算終了後、最も勝利点の高かったプレイヤーの勝利!
同点の場合
スタートプレイヤーにより近いプレイヤーの勝利となる。
スタートプレイヤーにより近いプレイヤーの勝利となる。
春
- スタートプレイヤーから順に、パークボード上の格子状に描かれている遊歩道が重なった、十字になっている箇所に好きな番号の樹木を1本置く。
- 全てのプレイヤーが8本の木を植えるまで続ける。
夏(得点計算)
- パークボードの列ごとに樹木の数字の合計値を計算する。
- 下記の得点計算方に従い、勝利点を得る。
補足
計算している遊歩道にハイカーを置くと、数え漏れを防げる。
計算している遊歩道にハイカーを置くと、数え漏れを防げる。
1位の人数 | 2位の人数 | 1位の得点 | 2位の得点 |
---|---|---|---|
1人 | 1人 | 2点 | 1点 |
1人 | 2人以上 | 2点 | 0点 |
1人 | 0人 | 3点 | – |
2人以上 | 1人以上 | 1点 | 0点 |
秋
秋の準備
- 現段階で最も得点の低いプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、風向きボードをパークボードのいずれか辺に配置する。
- 風向きマーカーを、風向きボードの「1」に置く。
補足
複数いる場合は、これまでのスタートプレイヤーのまま手番を続ける。
複数いる場合は、これまでのスタートプレイヤーのまま手番を続ける。
秋のアクション
スタートプレイヤーから時計回りの順に、パークボード上の樹木がなくなるまで下記アクションを行う。
補足
2ラウンド目以降は、前回のラウンドで最も小さい葉っぱを出したプレイヤーが新たなスタートプレイヤーとなる。
2ラウンド目以降は、前回のラウンドで最も小さい葉っぱを出したプレイヤーが新たなスタートプレイヤーとなる。
- パークボード上の自分の樹木を1本選ぶ。
- 葉っぱタイルを1枚選び、手元に置く。
- 選んだ葉っぱタイルと同じ枚数の紅葉トークンを、風向きの方向に1本道を描くように配置する。
- 最初の1枚は樹木の根元に隣接する2マスのうちどちらかに配置する。
- 2枚目以降は既に配置してある紅葉トークンに接する3マスのうちのどれかに配置する。
- 他のプレイヤーの紅葉トークンのうえに置く場合は、まずすでに置いてある他プレイヤーの紅葉トークンの枚数分「サプライの紅葉トークン」へ移してから、新たに「手元の紅葉トークン」を1番上に重ねる。
- 選んだ樹木をパークボードから取り除く。
- 風向きマーカーを右隣のスペースへ1つ進める。
重要
前半の4ラウンドに限り、プレイヤーは風向きボードに示された数字と同じ樹木を選ばなくてはならない。
前半の4ラウンドに限り、プレイヤーは風向きボードに示された数字と同じ樹木を選ばなくてはならない。
補足
ストックとしてある紅葉トークンは「サプライの紅葉トークン」、手元に移動させた紅葉トークンは「手元の紅葉トークン」として扱う。
ストックとしてある紅葉トークンは「サプライの紅葉トークン」、手元に移動させた紅葉トークンは「手元の紅葉トークン」として扱う。
重要
リス
プレイヤーは、紅葉トークンの代わりにリストークンを配置することができる。
重要
- 他のプレイヤーの紅葉トークンのうえに置くとき、手元の紅葉トークンを使用せず置くことができる。
- リストークンのうえに紅葉トークンやリストークンを重ねて置くことはできない。
冬(得点計算)
- 各プレイヤーは、パークボードの8つの地域ごとに1番上にある自分のトークンを数える。
- 下記の得点計算方に従い、勝利点を得る。
重要
リストークンや、リスの描かれた葉っぱも、紅葉トークン同様に「1枚」としてカウントする。
リストークンや、リスの描かれた葉っぱも、紅葉トークン同様に「1枚」としてカウントする。
1位の人数 | 2位の人数 | 1位の得点 | 2位の得点 |
---|---|---|---|
1人 | 1人 | 5点 | 3点 |
1人 | 2人以上 | 5点 | 1点 |
1人 | 0枚 | 8点 | – |
2人以上 | 1人以上 | 4点 | 0点 |
感想まとめ
6つの要素で分析!
遊んでみて
キリンの感想

もうめちゃくちゃおもしろい!
BOSKでは1ゲームの中で種類の異なる陣取り合戦が2回行われるんだけど、1種類目の陣取りの結果が2種類目の陣取りに影響を及ぼす仕組みになっていて奥深い頭脳戦が楽しめるんだ。そしてその一連の流れがちゃんとゲームテーマに即しているから素晴らしいとしか言いようがない!
とにかく一度は遊んでほしい作品だ!
ウシの感想

見た目の美しさだけじゃない!
「秋」フェイズで木を取る代わりに落ち葉トークンを散りばめていくんだけど、後半になるにつれ、ボードが彩られていくから静かにワクワクしちゃう!こんなゲームを考えるなんて、天才に違いない…。
2人でも十分キレイだけど、4種の葉っぱを散りばめたいから今度は1人2種の木を担当して遊ぼ~っと!!
戦いの記録
実際に遊んでみた様子はこちらの記事を見てね!