ゲームの概要やルールについてはこちらの記事で詳しく説明しているよ!
ごきぶりデュエルで遊んだことのない方は、まずはこちらを読んでね。

1回戦は通常ルール、2回戦はロイヤルルールにしよう!

OK!
通常ルール
通常ルールでは使わない王冠駒を箱に戻し、ボードを広げてごきぶり駒をセットする。


だまし屋はもらった!
だまし屋
4枚のタイルから「予想屋」に×を選ばせるように配置する。
じゃあおれは予想屋だね。
予想屋
×を避けるよう予想しながらタイルをめくる。だまし屋となったウシが●と×が描かれたタイルを配置した。


よーし、これがここで……これがここ。さあ選びたまえ!

なるほどなるほど。


(まったくわからん。)
そう、このゲームの序盤は予想の立てようがないのだ。基本的には運、それでもキリンは強引に推理してみた。

(ウシは右利きだから無意識に右側に×を置いてしまうのではないか…?そうなると、おれから見て右側は安全なはず。)
相当無理矢理ではあるが、その理論を信じてキリンから見て右側のタイルに手を伸ばす。

これだ!


よし!●だ!
予想屋(キリン)が●を当てたため、その列にあるごきぶり駒を予想屋側に1マス移動させる。


次はここ!


やはりな。おれの推理は正しかったんだ。

え?何も考えずに配置したんだけど…

ふふふ、そう思うでしょ?でもね、人は無意識というものに支配されているんだよ。おれはそれを読み切ったのさ…。
キリンは今日も楽しそうだ。何よりである。

(問題はここからだ…。この2択は難しいぞ。)


(なぜこんなに長考しているんだ…)

(誰しも×を端に置くのはなんとなく怖いはず。普通なら中央に置きそうだが、ボードゲームをやり慣れているウシはその心理を逆手に取って端に置いているに違いない!)

オープン!


………フツーのウシだったか…。買いかぶっていたようだ。

なんで予想ハズしたのに偉そうなの!?

予想屋(キリン)が×をめくったため、まだめくられていない●がある列のごきぶりをだまし屋(ウシ)の方へ1マス移動させる。これで1ラウンド終了だ。

予想屋とだまし屋は1ラウンドごとに交代する。よってこのラウンドのだまし屋はキリン。前回のウシと同じ位置に×を配置した。

(キリンなら端に置くだろうと思っているはず。ならば中央に配置だ。)
しかし、ウシは特に考える様子もなく左端から順番にタイルをめくってきた。そして3つ目に×をめくる。

ほっ!


それっ!


よいしょっ!


あ~、残念…

軽すぎるだろ!
長考するキリンと即決するウシ。互いの性格がよく出たゲームはどのような結末を迎えるのだろうか。
・・
・
・
一進一退の攻防が続いたものの、終盤にキリンが連続で駒を進めリーチをかけた。このラウンドではウシがだまし屋、キリンが予想屋だ。


配置完了!まだまだ終わらせないぞ!

ここで決めたいっ……
なんとしてもこのリーチをものにしたいキリンは今まで以上に悩んでいた。

(リーチの列に×を置いたと考えるのが自然だ。しかし、おれのリーチで存在感が薄れているが左側の2列が順調にウシの方へ進んでいる。このゲームでダブルリーチは死を意味する。ウシもそれには気づいているだろう。ならばこの不利な状況で最後の大勝負に出てくる可能性がある……つまり今リーチの列は●なのではないか?いや、実はその裏を読んで………)

(え……まだかな……)
5分後、「裏を読んで」とか考え始めたらキリがないことに気づいたキリンは、最初の考えを信じてリーチの列のタイルをめくった。

これは●だ!てぇえええい!!


よおおおおっしゃああああ!

やられた!

推理が当たったのか偶然なのか分からないが、ごきぶりが最後のマスに到達したのでこのゲームはキリンの勝利となった。


今更だけど、ごきぶりが手元に来た人が勝ちってイヤだな。

次はロイヤルルールで勝負だ!
ロイヤルごきぶりデュエル
ロイヤルごきぶりデュエルでは先ほど箱にしまった王冠駒を使用する。
これをごきぶり駒に重ねることでただのごきぶりが女王ごきぶりになり、通常駒の倍移動してしまうため、序盤から緊張感のあるゲームが展開される。
これをごきぶり駒に重ねることでただのごきぶりが女王ごきぶりになり、通常駒の倍移動してしまうため、序盤から緊張感のあるゲームが展開される。

また「だまし屋」からやっていい?

いいよー。

じゃあ…女王ごきぶりはこいつに決定!!


(ふっふふ、普通だったらここに×を置きたくなるが!ここはあえて●を置いてキリンを混乱させよう!)

女王ごきぶりに×を置けば、例え一番最初にこの駒がめくられても全ての駒を「だまし屋」の方へ1マス進めることができるため、非常にお得なのである。
しかしひねくれ者のキリンはここを最初にめくらないと読み、敢えての●を配置。
しかしひねくれ者のキリンはここを最初にめくらないと読み、敢えての●を配置。

まぁ、ここは×だろうけど、最初にめくっておくか…。


なんでそこめくったの!


えっ…!なんでここに×置かないの…?!
次の駒もキリンは●をめくる。残りの二択こそ外したが、女王ごきぶりが2マスと他駒1マスの前進に成功。ウシはというとキリンが×を引いた1マスのみを前進。

くっ…、読み間違えたわー…。


今回も勝てる気がするぞ!さあすぐに×を引けっ!

キリンは当然最もゴールに近いごきぶり駒を女王に。もしも女王ごきぶりが●だった場合、通常駒で×を引いたら2マス移動してしまうので即、敗北になってしまう。

いいや!私はビビったりなどしない!!これが●だー!


これも●だなっ!


おぉ…やるな!

残された二択は女王ごきぶりか、通常駒か。ここにきてウシは敗北の文字が頭をよぎり、なかなか動けない。

(ここまで来たけど…今更女王ごきぶりが●の気がしてきた…。)

お?敗北を恐れてるな?

…こっちが●だーーー!


ギャァアアアアアア!

も~らいっ!

途中までの選択は良かったものの、一度怖気づいたせいでより不利な状況に。…ウシは恐怖に負けたのだ。
一方、交代してもキリンの勢いは止まらない。ウシが考え抜いた配置も…
一方、交代してもキリンの勢いは止まらない。ウシが考え抜いた配置も…

・
・
・
完全に見抜いた。


やばい…!汗が止まらない!

これで楽にしてやる!


ダブルリーチだ…。

女王ごきぶりが●だった場合、通常駒で×を引いたら負け。逆に女王ごきぶりが×だった場合、通常駒が一歩進むので右から2番目の駒が1マス動くため負け!という絶望的な状況に。

(リーチがかかっているどちらかの駒が×に違いない!どちらかを当てれば私にもチャンスがある…!)
長考の末選んだマスはリーチがかかっている通常駒。

ほっ!!!


やった!!やった!生き延びた!×は女王ごきぶりだったんだ!他の駒もめくっていくぞっ!


えっ…?


えっ…?

いっただき~~~!

ウシは一発目を当てた喜びで舞い上がり、女王ごきぶりが×だと決めつけてしまったが、もしここで一旦落ち着いて考えることができたのならまた結末は違っていたのかもしれない…し、結局負けていたのかもしれない。

やった~~!!二連勝~~~~!


ごきぶりに崇められてる…!
勝負を終えて

ロイヤルごきぶりデュエルだといきなり苦渋の選択を迫られることに…!サクサク進めたい人はより楽しめると思う。

ごきぶりを押し付けるっていう設定のほうが良かったんじゃないかな…
ゲーム詳細・ルール説明
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