今回遊ぶのは、あの名作『アズール』の作者「ミヒャエル・キースリング」の新作タイル配置ゲーム『Miyabi ミヤビ』だ。
日本庭園がテーマのこの作品は、六種類の装飾で自分の庭を美しく彩るのが目的。
ただし、置き方には厳しい条件があって、自由な装飾は許されない。
制限の中の想像力にこそ雅な情感が宿るのだ!


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— FUTARIASOBI|ボドゲブロガー (@futariasobi_bg) March 1, 2020


ゲーム詳細
商品名 | ミヤビ Miyabi |
---|---|
作者 | Michael Kiesling |
発売年(原版/日本) | 2019年/2020年 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
メーカー | HABA/すごろくや |
発祥国 | ドイツ |
箱サイズ | 26cmx26cmx7cm |
定価 | ¥4,400(税抜) |
あけてみよう!
セット内容
ルール説明
概要
- 自分の庭園のまだ灯籠がない列に紅葉や金魚などの装飾物のあるタイルを置き、装飾物×タイルの段数分の得点を得る。
- 装飾物を配置した列に灯籠を置く。
- 6ラウンド終了時に種類ごとの合計値を競い、最終得点計算を行う。
ゲームの準備
- 得点ボードをテーブルの中央におき、「1」の左のスペース(ボード外)に作庭ラウンドマーカーを置く。
- 各プレイヤーは庭園ボードを手元に置き、好きな色の灯籠6個・得点マーカー2個を受け取る。残りは箱に戻す。
- 5段ボーナスタイルとタイル構成表を得点ボードの側に置く。
- 各プレイヤーは得点マーカーのうち1個を得点ボードの「1」の左のスペース(ボード外)に。もう1個を最下部の1番左に配置する。
- 庭園タイルをよく混ぜ、裏向きにしたまま箱の蓋に入れる。
ラウンドの流れ
- 準備フェイズ
- 作庭フェイズ
プレイ人数に応じたラウンドの終了後、得点計算を行う。
プレイヤーの数 | ラウンド数 |
---|---|
2人 | 6ラウンド |
3人 | 5ラウンド |
4人 | 4ラウンド |
庭園の行ごとに装飾物の合計数を競い、上位2人は左に記されている勝利点を獲得。直ちに得点ボードへ反映させる。
装飾物 | 1位のプレイヤー | 2位のプレイヤー |
---|---|---|
紅葉 | 15点 | 7点 |
社 | 12点 | 6点 |
池(金魚) | 9点 | 4点 |
つつじ | 8点 | 4点 |
苔 | 7点 | 3点 |
石 | 6点 | 3点 |
最も得点の高かったプレイヤーの勝利!
準備フェイズ
- 作園マーカーを右のマスに1マス進める。
- 各プレイヤーは自分の灯篭6本を、庭園ボードの灯篭マスの上部(ボード外)に置く。
- プレイ人数に応じたタイル(タイル構成表に記載)を取り出し、テーブルの中央に表向きに並べる。
- 最年少のプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、組み立てた盆栽を受け取る。
プレイヤーの数 | 必要なタイル |
---|---|
2人 | 1マス:4枚 2マス:4枚 直線3マス:2枚 直角3マス:2枚 |
3人 | 1マス:6枚 2マス:4枚 直線3マス:3枚 直角3マス:3枚 |
4人 | 1マス:8枚 2マス:8枚 直線3マス:4枚 直角3マス:4枚 |
左隣のプレイヤーへ盆栽を移し、そのプレイヤーが新たなスタートプレイヤーとなる。
作庭フェイズ
スタートプレイヤーから時計回りの順に庭園タイルを置き、全員が灯籠マスが埋まるまで続ける。
庭園タイルを配置できない場合のみパスして自分の手番を終える。
- テーブルの中央から庭園タイルを1枚選び、自分の庭園ボードに配置する。
- 各行には左に記されている装飾物のみ配置できる。
- すでに灯篭が置かれている行に装飾物を配置することはできない。
- タイルを重ねておく場合、下の段に隙間ができないように配置しなければならない。
- 装飾物のある列の灯籠を、灯籠マスに配置する。
- 置いた庭園タイルによる得点を獲得し、得点ボードに反映させる
以降、その列には装飾物が置けなくなる。

配置した庭園タイルに記された装飾物の数 × 配置した庭園タイルが置かれた階の段数
池タイルは中にいる錦鯉の数が得点となる。
ボーナスタイルと同じ種類の装飾物を、最も早く5段目に置くことのができたプレイヤーは、そのボーナスタイルを獲得し、記されているボーナス点を得点ボードに反映させる。
その後、そのボーナスタイルはゲームから取り除く。
拡張
通常プレイに慣れてきたら、拡張タイルを使おう!
それぞれ独立してるけれど、複数の拡張タイルを自由に組み合わせて遊べるよ。
ゲーム終了時、最も多くの装飾物同士が縦・横に隣り合っている装飾物×1点の追加点を獲得することができる。
ゲーム終了時、最も多くの緑地部分が縦・横に隣り合っている装飾物×2点の追加点を獲得することができる。
ゲーム終了時、装飾物が種類を問わずちょうど7つある行もしくは列ごとに+7点の追加点を獲得することができる。
- 準備段階
- 手番での変更点
- タイルの配置方法
- タイルの得点
ゲームの準備段階で枯山水タイルをよく混ぜ、裏向きのまま得点ボードの横に並べてからランダムに5枚を公開する。
通常に庭園タイルの代わりに、表向きの枯山水タイルを1枚取り、庭園ボードに並べても良い。
このとき裏向きの枯山水タイルを新たに1枚公開する。
庭園ボードの最下層の空きマスにのみ配置することができる。
枯山水タイルの上に庭園タイルを重ねることはできない。
枯山水タイルが庭園の外周及び庭園タイルで完全に囲えた時点で、囲んでいるタイルと囲まれた枯山水タイルの装飾物×1点を獲得することができる。
- 囲んでいるタイルの装飾物が増えても、追加で点数をもらうことはできない。(得点計算は一度のみ)
- 最後に配置した枯山水タイルの得点計算を行う(完全に囲われる)まで新たな枯山水タイルを獲得することはできない。
- 別の拡張「カエル」と併用してプレイする場合、外周の装飾物にカエルが乗っていても得点対象となる。
- 準備段階
- 手番での変更点
- タイルの配置方法
- タイルの得点
各プレイヤーはカエルコマを1個ずつ受け取り、銀色の面を上にして庭園ボードの好きなマスに配置する。
手番の前か後にカエルコマを1マス移動させることができる。
カエルコマは今いるマスの縦、または横に隣り合う、同じ階層もしくは1段高い階層の緑地部分にのみ移動することができる。
高い階層に移動するたび、着地した階層の段数×1点を獲得することができる。
- 別の拡張「枯山水」と併用してプレイする場合、枯山水タイルの上に乗せることはできない。
- カエルが4段目に移動した場合、裏返して金色の面を表にする。なお、金色のカエルは以降装飾物の上にも移動することができる。
感想まとめ
6つの要素で分析!
遊んでみて
キリンの感想

3分程度でインストできるであろう簡単なルールなのに、何度遊んでも飽きない面白さがある。
このシンプルで研ぎ澄まされたゲームデザインと、日本庭園というテーマがぴったりマッチしていて素晴らしいね。
まさに「雅」という名前にふさわしい名作だと思う!
タイル配置系ゲームが好きな方には絶対に遊んでほしい作品だ!
ウシの感想

アズールの作者ということでかなり期待していた作品だけど、これまためちゃくちゃ楽しい!
アクション自体はとっても簡単で、基本的には同じことを繰り返すだけ!
なのにここまで楽しめるなんて、本当作者は天才としか言いようしかないね・・・。
拡張も充実しているし、組み合わせて遊べるなどリプレイ性も非常に高い。これは文句なしにおすすめ!!
戦いの記録
実際に遊んでみた様子はこちらの記事を見てね!