「砂の国―ラグサ」は物質世界の背後に隠れた魔法の王国だ。ラグサは魔力を数千年間消費し続けてきたため、魔法の源が不安定になり、徐々に崩壊し始めていた。砂の国が完全に壊滅してしまったら、魔法と物質という二つの大きな礎がバランスを失い、世界は終末を迎えてしまう。
限られた時間の中で女王とともに魔法の呪文を組み合わせ、輝かしい砂の国を再建しなければならない。
そして、魔法世界と物質世界の安定を保ち、世界の救世主となるのだ。






INDEX
ゲーム詳細
商品名 | 砂の国 Realm of Sand 砂之国度 |
---|---|
作者 | Ji Hua Wei |
発売年 | 2019年 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 45分程度 |
対象年齢 | 10歳以上 |
メーカー | EmperorS4 |
発祥国 | 台湾 |
箱サイズ | 19cmx27cmx5cm |
カードサイズ | 63mmx88mm |
定価 | ¥3,500(税抜) |
あけてみよう!
セット内容
ルール説明
概要
- 各プレイヤーは、手元にある呪文のかけら1枚か、エレメントの精霊を3枚までを配置し、建物カードと同じ形を目指す。
- いずれかの建物カードと同じ形になった呪文のかけら・エレメントの精霊があればそのカードを獲得し、勝利点・砂時計ポイント・各種ボーナスを得る。
- カードに描かれている砂時計ポイントが10に達したラウンドでゲーム終了!最も勝利点の高いプレイヤーが勝利。
ゲームの準備
- 各プレイヤーはプレイヤーボードをランダムで受け取り、手元に配置する。
- 建物カードをランク別に分けてからよく混ぜ、上から4枚ずつ公開する(=建物カードサプライ)。残りは山札として積んでおく。
- 呪文タイルを建物カードサプライを囲うようにしてランダムに並べる(=呪文サークル)。
- 適当な2枚の呪文タイルの間に女王トークンを置く(=起点)。
- プレイ人数に応じたエレメントの精霊と全ての呪文のかけらを脇に置く。残りは箱へ戻す。
- 年齢が最も若いプレイヤーがスタートプレイヤートークンを受け取り、そのプレイヤーから順に起点から3枚の呪文タイルを受け取る。
- 獲得したタイルは各自手元に置く。(=待機エリア)
- 各プレイヤーはグレードトークンを1個受け取り、ボード左下の「グレードトラック」の「0」の位置に配置する。
マス目に宝石トークンのある面は上級者向けのため、初回プレイ時はない面を使用すると良い。
プレイ人数 | エレメントの精霊の数 |
---|---|
1人 | 2枚 |
2人 | 4枚 |
3人 | 5枚 |
4人 | 6枚 |
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから時計回りの順に、下記アクションのうちどちらかを実行する。
- 呪文のかけらを配置する。
- エレメントの精霊を配置する。
呪文のかけら及びエレメントの精霊を、建物カードサプライにあるカードの通りに並べることができた場合、
アクションの実行前または後に「建物カードの完成」アクションを何度でも実行することができる。
建物カードと同じ並びの呪文のかけら及びエレメントの精霊を消費することで、そのカードを獲得することができる。
建物カードは砂時計ポイントと星ポイントが見えるように重ねる。
- 呪文のかけらはサプライに戻し、エレメントの精霊は手元に戻す。
- 建物カードはプレイヤーの手番が終わってから補充する。
いずれかのプレイヤーの砂時計ポイントが10以上になったラウンドでゲーム終了。
獲得したカードに描かれた星ポイントが最も高かったプレイヤーの勝利!
呪文のかけらの配置
- 待機エリアにある呪文タイルを1枚選び、プレイヤーボードの呪文置場(影のかかっていないマス)に置く。
- プレイボードの「影のかかったマス」に配置することはできない。
- すでに埋まっているマスに配置する場合は、元の呪文のかけら及びエレメントの精霊を除外する。
- 配置したタイルと同じ呪文のかけらを取り、タイルの代わりに配置する。
- 最初に配置したタイルを、呪文サークルの女王コマの後ろに置く。
- 起点から2枚のタイルのうち1枚を選び、待機エリアに置く。
サプライの呪文のかけらが足りなかった場合、そのかけらを配置することはできない。

エレメントの精霊の配置
所持しているエレメントの精霊を3枚まで呪文置き場に配置及び移動させることができる。
- プレイボードの「影のかかったマス」に配置することはできない。
- すでに埋まっているマスに配置する場合は、元の呪文のかけら及びエレメントの精霊を除外する。
建物カードにボーナスが描かれている場合、下記の通りボーナスを得る。
- エレメントの精霊ボーナス:獲得時に、対応するエレメントの精霊を受け取る。
- グレードアップ:獲得時に、プレイヤーボードの「グレードトラック」を指定のマス分進める。
グレードトラックのマスの数だけ「影のかかったマス」を使用できる。
上級者向けルール
追加で行うゲームの準備
上級者向けのボードを表にし、ボード上のリボンと同色の宝石トークンを受け取り、無色の面を上にして海中時計の上に配置する。
追加でできるアクション
建物カードの完成時、呪文のかけら及び精霊のエレメンツの置かれていたマスに宝石アイコンがあった場合、懐中時計にある宝石トークンを裏返し色のある面を表にする。
既に色のついた面が表になっていた場合、何も起こらない。

手番中にエネルギーの補充された宝石トークンを使用することで、プレイヤーボードに描かれた特殊能力を発動させることができる。
能力を発動するときは宝石トークンを裏返し、無色の面を表側にする。
エネルギーが充填された手番ですぐさま効果を発動させることはできない。
-
赤い宝石:任意のランクの宝石カードの山札から建物カードを3枚引き、そのうちの1枚を裏向きで手元に保留しておく。残りの2枚は任意の順番で山札の底へ戻す。
以降、プレイヤーは手番中にその建物カードの条件を満たすことでそのカードを獲得することができる。 - 紫の宝石:ゲームの準備の段階でサプライから黄色もしくは青色のエレメントの精霊を1枚受け取ることができる。
エレメントの精霊を配置(移動)させる際、配置枚数・移動枚数の上限(3枚)が無くなる。 - 黄色の宝石:効果の発動時に所持している精霊のエレメンツをサプライにある任意の色へ交換することができる。
- 緑の宝石:効果の発動時に「呪文置き場」にある呪文のかけら1枚を任意の空きマスへ移動させることができる。
- オレンジの宝石:効果の発動時に「グレードトラック」のグレードトークンを1マス進めることができる。
- 青い宝石:効果の発動時に待機エリアにある呪文タオル1枚もしくは2枚を、呪文サークルにあるタイルと交換することができる。
ソロプレイ用ルール
- 使用した呪文のかけらは女王コマの後ろに置かず、ボードの脇に置く。
- エレメントの精霊を使用・移動時には、呪文サークルからタイルを1枚選び、ボードの脇に置く。
- 起点から2枚の呪文タイルのうち1枚を獲得し、待機エリアに置く。
- ボードの脇に置いたタイルが14枚集まったラウンドにてゲーム終了。
- 星ポイントを数え、自身の成績を確認する。
星ポイント | 称号 |
---|---|
25点以下 | 見習い魔法使い |
26-30点 | ベテラン魔法使い |
31-35点 | 大魔法使い |
36-39点 | 英雄 |
40点以上 | ラグサの王 |
2人の感想
キリンの感想

分かりやすいルールとシンプルなゲーム展開の、ボードゲーム初心者の方でも遊べる中量級タイル配置系セットコレクション。
ただし、個人ボードで扱うタイルが全て1マスの小さいものだから配置や除外の処理が煩わしく、テンポはあまりよくない。
狙っている建物カードのタイル配置だけでなく、その過程で余るタイルをいかにムダにすることなく配置できるかがゲームのポイント!
得意不得意がはっきりと分かれるけど、総じて無難に面白い作品だと思う。
ウシの感想

アクションらしいアクションといえばタイル(かチップ)を置くだけ!
なのに今欲しい建物カード・次に狙う建物カード・・人のボード・残りのタイル(チップ)…etc
を見ながら考えなくてはいけないから、簡単なのにものすご〜〜〜く悩ましい!!
淡々とミッションをこなしていくプレイ感で、個人的には好き!!なんだけど
ワイワイ遊びたい、他のプレイヤーとバチバチやりあいたい!って人は少し物足りなさを感じるかも。
また、人数が多ければ多いほど待ち時間が長い&狙っていた建物カードやタイルが取れない!!
というストレスを感じる人もいるかもしれないので、そういう人は2人で遊ぶのがおすすめだよ。
戦いの記録
実際に遊んでみた様子はこちらの記事を見てね!
お買い求めはこちら!

