放課後さいころ倶楽部 第4巻の最後に登場しているのが『ケルト』。
ボードゲームカフェを経営しているドイツ人の娘`エミーリア`の1番好きなゲーム!


カードと同じ種類のコマを進めていき、得点を稼ぐケルト。
「数をしぼって行かないとなかなか遠くまでは進めないのよね。」by 大野 翠
「自分にとっては要らないから捨てたい。でも人には渡したくない」といったジレンマが随所で発生します。by 「すごろくや」丸太康司
作者・ライナー・クニツィアの作るゲームの特徴「あちらを立てれば,こちらが立たず」の状態、いわゆるジレンマを存分に味わえる最高のゲームだ!
さっそく詳しく見ていこう!
ケルト Keltとは?
ゲーム詳細
- プレイ人数:2人〜4人
- 対象年齢:8歳以上
- プレイ時間:約45分
内容物
通販で買えるお店
ルール説明
概要
- 手札のカードを1枚出し、その色のコースに置いたコマを1マス進める。
- ゴールエリアに5つ目のコマが到達した時点でゲーム終了。
- 最も得点を稼いだプレイヤーの勝利!
ゲームの準備
- テーブルの中央に、ゲームボードをコースが1本道になっている面を表にして設置する。
- 各プレイヤーは好きな色を選び、その色の木製コマ・プレイヤータイルを全て受け取る。
- (最も背の低い)木製ポイントマーカーを、ボード外周にあるスコアトラックの「1」のスペースへ置く。
- タイルを裏向きでよく混ぜ、暗い石と最高得点(10)のコースにある石の上に1枚ずつ置いてから表向きにする。
- カードをよく混ぜ、各プレイヤーに8枚ずつ配布する。(=手札)残りは山札としておいて置く。
プレイヤータイル以外のタイルは拡張ゲーム用なので箱にしまっておく。
山札から30枚のカードを裏向きのまま箱に戻す。
手番の流れ
各プレイヤーは最近アイルランドに行った(いなければ最長年の)プレイヤーから時計回りの順に、下記アクションを行う。
- 手札からカードを1枚出す。
- カードを1枚引く。
カードは常に種類(色)別に分ける。
下の数字が見えるように上に重ねる。
「3」よりも上のコース(=ゴールエリア)に5つのコマが到達するか、山札が尽きた時点でゲーム終了。
自分のコマのライン上にある数字と、願いの石の所持数による得点を合算し、最も多くの得点を得たプレイヤーの勝利!
- 5つ目のコマが到達したマスにタイルがあっても効果を発動できない。
- スタート時点にあるコマは0点とみなす。
- ビッグタイル(最も背の高い木製コマ)の得点は2倍になる(マイナスを含む)。
願いの石の所持数 | 獲得できる得点 |
---|---|
0個 | -4点 |
1個 | -3点 |
2個 | 2点 |
3個 | 3点 |
4個 | 6点 |
5個 | 8点 |
6個以上 | 10点 |
手札からカードを1枚出す
カードは自分の手元に置くか、共通の捨て札どちらかに置くことができる。
共通の捨て札に置く
共通の捨て札の一番上にカードを1枚置く。
手元に置く
- 手元にカードを1枚置く。
- 1色につき1列のみカードを置くことができる。
- 同じ数字を置いても良い。
- どの列も全体が昇順もしくは降順になるように置かなければならない。
- 出したカードと同じコースにある自分のコマを1つ進める。
コースのゴールまでコマが到達したら、任意のコマを動かすことができる。
コマがタイルのあるマスに留まった場合、下記効果を得る。
- 数字タイル
即時にタイルの数字分の得点を獲得する。タイルは石の上に残る。 - クローバーの葉
どれでも好きなコマを1マス進める。タイルは石の上に残る。 - 願いの石
タイルを獲得し、手元に置いておく。
進めたコマがクローバーの葉タイルの上に留まったら、再度好きなコマを進めることができる。
カードを1枚引く
山札もしくは捨て札の1番上にあるカードから1枚引き、手札に加える。
遊んでみた感想
文句なしに面白い超優等生ボードゲーム!!
これぞライナー・クニツィアの作品!といった「カードを出したいんだけど出せないジレンマ」に苦しめられる、辛くも楽しい作品だ。
派手さはないけど、遊んでいて楽しいなぁ…としみじみ感じるよ。
プレイ感はロストシティに近いけれど、効果付きタイルや得点タイルがあるおかげで、より戦略的なゲーム展開が楽しめるようになっている。
かなりおすすめの作品だから、ぜひ一度遊んでみてほしいな!
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