ゲームの概要やルールについてはこちらの記事で詳しく説明しているよ!
シティ・オブ・ローマで遊んだことのない方は、まずはこちらを読んでね。
ゲームを始める前に最初の建物を配置する。今後各プレイヤーはこれらを含め4×4マス、最大16個の建物を建設し、素敵な都市を作っていくのだ。


最初は必要ないとは思うんだけど…一応アクションバーをチェンジしておくね。

このゲームは準備、使者、アクションの3つのフェイズを順に行っていく。準備フェイズではウシが今行ったように「使者コマ」の台となるアクションバーの一番上を取り、裏向きで一番下に入れる。

これからおれたちが奪い合う建物はこれだーっ!

プレイヤー数と同じ数の山札、2人の場合Ⅰ・Ⅱのカードから2枚ずつ公開したら準備は完了。わずかに年長であるキリンがスタートプレイヤーコマを持ち、使者フェイズの始まりだ。


まぁ最初ね、ここに置くでしょ。

このフェイズでは次のアクションにて使用できる素材の数と順番を決める。キリンが自分の使者を配置したのは、ゴールドの皇帝コマに最も近い位置。これに近ければ近いほど次のアクションで早く動けるため、キリンは次のフェイズで真っ先にアクションを行える。

私は素材がいっぱい欲しいから端におくよー。

逆にウシが置いたのは皇帝コマから最も遠い場所。順番は最後になるが、皇帝コマから配置した使者コマまでの素材全てを使用できる。

全ての使者を配置した後は、メインであるアクションフェイズへと移る。今配置した使者コマの並びに従い、まずは新しい建物の獲得だ!

(畑、住宅、水道橋かー。畑もちょっと欲しいけど、今回は安い住宅にしよう!)

建物を獲得したら手札へと加える。手札はあらかじめ配布されたものと合わせて2枚。これらはコストを支払うことで1回の手番で1つだけ建設することができる。

(元々持っている建物のコストはレンガ3。今獲得した住宅は1…。)


(使者が獲得した素材もレンガ1つだもんな…。)

建設前にコインでレンガを買い足すこともできるが、キリンは手持ちの素材で建設できる住宅を選択。

最初の建物と合体~!

カードの右上の数字は最終得点時に勝利を左右する「価値力」。この数字が同じ住居を繋げることで、ただの住居から住宅街へとレベルアップ!現段階では何も起きないが、今後「公共施設」を建設する際、非常に有利になる。

よしよし。帰っておいで、おれのかわいい使者よ。


あれ?もうおしまい?生産はしなくていいの?
そう、アクションフェイズでは建物の獲得・素材の追加購入・建設の他に、アクションバー上の歯車を使用することで、自分の建物の畑で生産を行うことができる。

うーん…。今歯車持ってないし、別にいいや!
これで全てのフェイズが終了。次のプレイヤーへと移るのだが・・・

おや~?次もおれの使者がスタンバイしてますな。

わざとらしいぞ!

2回続けての手番のため、キリンは次に狙っていた畑を獲得。


(今回使える素材はレンガ2と歯車1!生産に必要な素材は歯車が2つだから先に買っておくか。)


歯車1つ買いま~~~す!

持っている5ゴールドのうちの1ゴールド支払い、歯車を購入。これで2つの歯車が揃った。あとは生産させたい畑を建設するだけ。


わ!よく見たらそれ、一度の生産で1ゴールドと1レンガが造れるレア畑だ…。くそー、順番間違えたかな。

よし、生産するぞ!・・・ンンンンンンン~!!よいしょっっ!!!


え…、湧いてきた…。
本来手番中に余った素材は次に持ち越せないため、手番終了時に破棄しなければならないが畑は別。使用するまでその畑に存在し続けるのだ。

よっしゃー!ようやく私の出番だー!

おれの残り物しかないよ。

いやいや!!私は最初からこの水道橋を狙っていたのさ。
水道橋
都市の縦列・横列につき1つ建設できる。最終得点計算時、建築している水道橋の数に従い得点を得る。

水道がない都市なんて~♪都市とは呼べないよね~♪

じっと静かに待っていた反動なのか、はしゃぐウシ。しかし1回目の手番に行ったのは獲得したばかりの建設、以上である。

・・・終わり?しょぼくない?

しょぼくない!これから高級住宅たてるの!

宣言通り、価値「4」をもつ住宅を建設。この建物は★マークがついているため、建設時に影響力チップを獲得できる。

へへ…。へへ。

残り1レンガ・2歯車を持つウシは、最後に生産フェイズで1コインを獲得し2回目の手番を終了。
これで全てのフェイズが終わり、1回目のラウンドが終了した。これをあと6回、Ⅰの山札が全て無くなるまで行っていく。
これで全てのフェイズが終わり、1回目のラウンドが終了した。これをあと6回、Ⅰの山札が全て無くなるまで行っていく。

アクションバーを混ぜるのは任せろー!


じゃあおれが山札を公開する係!・・・お!影響力カードが出た!

公開したカードに★マークが描かれた影響力カードが出た場合、一旦テーブルの中央へと移動させる。

これは「4」点分の得点を持つカードであり、このラウンドの終了時最も影響力チップを所持していたプレイヤーが獲得できる。

(今度のスタートプレイヤーはウシ…。影響力チップがもらえるカードは2枚あるけど、両方獲得するのは無理だろうな。このラウンドで影響力カードを取るのは諦めよう!)

キリンの読み通り、ウシは真っ先に皇帝コマに一番近い箇所へ使者を配置。

1ラウンド目と同様にカードの獲得、建設、生産を行った結果、影響力カードを獲得したのは…


イェーイ!まずは4点確定!

カードを獲得したウシは一旦影響力チップを0に戻す。


(よしよし。これで次のカードを獲得するのはおれだ・・・!)
そう、この影響力カードは2ラウンド目だけでなく、4ラウンド目終了時と最終ラウンドで再び登場する。しかも、得点は「4」から倍の「8」へ、最終ラウンドに至っては「10」と数字が上がっていく。そのため、あえてに相手の影響力チップ枚数を上回らせず、貯めて置くというのも一つの手だ。
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そして4ラウンド終了時。

キリンは貯めて置いた影響力チップ3枚で、価値力「8」のカードを獲得。

あと1個だったのにー。


フッフッフ!!

満足気なキリン。だが忘れてならないのはここで影響力チップが空になってしまったということ。ウシとの差は未だ2つ。追いつくのは難しくないと思われるが果たして…。
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張り詰めた空気の中迎える、最終ラウンド。


(クッ…。すぐに追いつかれたどころか、このラウンドで抜かせそうにない!)

なんとキリンの影響力チップは10個にまで拡大!対してウシは6個。

最後の影響力カードは「10」点ぶんの価値を持つが、これでは取れそうにない。


(影響力カードは諦めて、他の点で稼ごう。)
7ラウンドで終了のため、最終ラウンドのスタートプレイヤーはキリン。互いに順番を優先させ、使者フェイズを終了させた。

続いてアクションフェイズ。キリンは迷わず水道橋を選択。

しかしすぐには使わず、公共施設である浴場を建設。
浴場
縦・横に隣接する建物の数だけ得点チップを得る。得たチップは、特典計算時に隣接する住宅街に加算する。

これはただの浴場ではない…!なんと皇帝浴場なのだ!

こ、皇帝浴場…?!上位互換カードだ!
全てのカードを合わせても1枚しか含まれない上位互換カード。浴場の場合、獲得できる得点チップが1枚追加されるため、キリンは隣接してる建物2枚分+追加で1枚の合計3枚を獲得。


(悩むなあ・・・。よし、これにしよう。)

既に都市に並べたいカードは手札にあったため、キリンに使われたくないカードを優先して取ったウシ。

私も浴場、効果発動!

…あ、ただの浴場だ。

ギィイイイイ!

キリンの都市を蹴散らせたい症状に駆られながらも、静かに手番を終了。それに気づかないキリンは上機嫌で先ほど獲得した水道橋を配置。立派な都市を完成させた。

できたーー!

ウシも最後の1マスを公共施設の市場で埋め、フィニッシュ!市場効果だけでなく、生産フェイズでもコインを追加で獲得した。
市場
縦・横に隣接する建物の数だけコインを得る。

おぉ~!なんかどっちも揃うと綺麗だね。

ほんとだ。建物が全然違うのもおもしろい。


それじゃ最後の影響力カードはいただくぜ!


(私の都市には水道橋が3枚、つまり24点が確定してるから大丈夫なはず・・・!)
ゲームを終了したらいよいよ得点発表へ。

86点!どうだ・・・?!


・・・83点!!うわーー!負けたーーー!!

集計結果、ウシ86点:キリン83により、ウシの勝利!!!

・・・・!!(噛みしめる喜び)
勝負を終えて

エキサイトするようなおもしろさはないけれど、じわじわじわじわ楽しくなってくる!病みつきになるタイプのゲーム。

街づくりは計画性が必要!途中の作戦変更はうまくいかないことが多いぜ・・・。
ゲーム詳細・ルール説明
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